日本歴史地名大系 「神途城跡」の解説 神途城跡しんどじようあと 愛媛県:北条市猿川村神途城跡[現在地名]北条市猿川高縄(たかなわ)山の登山道の一つ猿川(さるかわ)道の傍らにあったが、現在は完全に荒廃している。中世の高縄山城の砦の一つであろうか。「伊予温故録」によると、十二台(じゆうにだい)城と称し、猿川村山(やま)字黒石(くろいし)にあり、一名神途城といい、河野家の臣脇田兵庫頭安顕のいた所と記されている。城名の由来は楼櫓跡台をなすもの一二であることによる。明治時代中頃までは一一の台が確認された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by