福光下村(読み)ふくみつしもむら

日本歴史地名大系 「福光下村」の解説

福光下村
ふくみつしもむら

[現在地名]温泉津町福波ふくなみ大字福光

小浜こばま村の南西に位置し、西は日本海に面する。中世大家おおえ庄福光郷のうち。銀山街道から西田にした村で分岐し、かみ村を経て当村で山陰道に合流する道が通る。釜野かまの湊がある。正保国絵図に福光下村とみえ、高一八〇石余。元禄一〇年(一六九七)の石見銀山領村々覚によれば田方一五五石余・畑方二四石余、年貢高は米七二石余・銀二一三匁余、小物成は塩竈役銀一匁六分・海苔役銀八分など、家数は本家四八・門屋四〇、人数三五三、馬五・牛二〇。威鉄砲四一挺・鉄砲一挺がある。銀山街道の助郷村に指定されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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