弁説(読み)ベンゼツ

デジタル大辞泉 「弁説」の意味・読み・例文・類語

べん‐ぜつ【弁説/×辨説/×辯説】

[名](スル)物事道理を説き明かすこと。
「一々近接なる適例を列挙し、丁寧反復して―せり」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉

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精選版 日本国語大辞典 「弁説」の意味・読み・例文・類語

べん‐ぜつ【弁説・辨説・辯説】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「べんせつ」とも ) 物事の道理をわけて説き明かすこと。
    1. [初出の実例]「辨説之妙冠絶古今」(出典:権記‐長保四年(1002)五月一〇日)
    2. 「此僧本より辯説(ベンセツ)の人なれは」(出典:米沢本沙石集(1283)六)
    3. [その他の文献]〔礼記‐仲尼燕居〕

弁説の補助注記

読みは「辯説(ベンゼツ)」(伊京集)が一般的であるが、「辨説(ヘンゼツ)」(明応本)、「辯説(ヘンセツ)」(黒本本)、「辯説(ベンセツ)」(運歩色葉)も見られる。

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普及版 字通 「弁説」の読み・字形・画数・意味

【弁説】べんせつ

議論。〔子、正名〕今王沒し、天下亂れ、姦言る。君子の勢ひ以て之れに臨む無く、刑以て之れを禁ずる無し。故に辨するなり。

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【弁説】べんせつ

議論する。

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