福桝川(読み)ふくますがわ

日本歴史地名大系 「福桝川」の解説

福桝川
ふくますがわ

三和さんわ木津和きつわに源を発し、神石町田頭たんどう草木くさぎ北東に流れ、神石町永野ながの油木ゆき町境に峡谷をなし、やがて帝釈たいしやく川に合する。全長約一六・八キロ、流域面積約八九・七ヘクタール。この間草木の福桝地区からごう地区までの約四・四キロにわたって現水面より高い山裾を、福桝川から引水した灌漑用水が流れる。大溝堤おおみぞてとよばれ、延享元年(一七四四)から約五ヵ年をかけて築造された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android