福沸(読み)ふくわかし

精選版 日本国語大辞典 「福沸」の意味・読み・例文・類語

ふく‐わかし【福沸】

〘名〙
① 元日の朝に若水をくんで煮ること。その年はじめての煮たきを祝って行なう。《季・新年》
日次紀事(1685)正月元日「汲若水人謂歳男、煮此水福沸(ふくワカシ)
② 正月四日または七日、一五日などに、若菜や神に供えた餠などを粥(かゆ)に入れて食べること。また、そのもの。ふくでこわし。《季・新年》
※俳諧・毛吹草(1638)二「正月 〈略〉初寅参 綱引 ふくわかし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android