福田古新田(読み)ふくだこしんでん

日本歴史地名大系 「福田古新田」の解説

福田古新田
ふくだこしんでん

[現在地名]倉敷市福田町古新田ふくだちようこしんでん東塚ひがしづか五―六丁目・広江ひろえ二丁目

福田村広江村の磯辺を開いた新田。正徳六年(一七一六)酒津さかづ(東高梁川)の流砂のために宇野津うのつ村・呼松よびまつ村・広江村・福田村・浦田うらた村五ヵ村の磯漁が困難になったとして、はやし村の九郎兵衛が新開願(池田家文庫)を提出。藩の許可を得て直ちに築堤工事を開始したが、翌年に上郷一八ヵ村より悪水吐故障を理由に反対が出て中断、のち村方より出訴し、同八年に水吐故障の村々へ熟談して解決、同一〇年に完成して江戸表に届出ている(池田家履歴略記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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