福祐(読み)ふくゆう

精選版 日本国語大辞典 「福祐」の意味・読み・例文・類語

ふく‐ゆう‥イウ【福祐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 神のたすけ。神祐。転じて、幸福。さいわい。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「性愛恩愛、思崇福祐」(出典:性霊集‐六(835頃)天長皇帝為故中務卿親王講法花経願文)
    2. [その他の文献]〔漢書‐五嘉伝〕
  3. 富み栄えること。また、そのさま。裕福。
    1. [初出の実例]「富祐(フクユウ)の者の米を借るに」(出典太平記(14C後)三五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「福祐」の読み・字形・画数・意味

【福祐】ふくゆう(いう)

神の助け。〔漢書、哀帝紀〕陛下仁、宗を(つつし)み承け、を奉順す。宜しく、子孫千の報を(かうむ)るべし。

字通「福」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android