福積村(読み)ふくづみむら

日本歴史地名大系 「福積村」の解説

福積村
ふくづみむら

[現在地名]倉吉市福積

志村しむら川の下流に沿い、北東上福田かみふくだ村。正保国絵図には同土どうど村とみえ、元禄郷帳、正徳元年(一七一一)郷村高辻帳には動々どうど村とある。拝領高は二九四石余、本免五ツ。石川氏・天野氏の給地があった(給人所付帳)。享保一九年(一七三四)の鈴木孫三郎所持本「伯耆誌」では高二七〇石余、竈数二八。同一六年に動々村から福積村に改称したと記す。王子大明神・禅宗月慶山白王寺のほか、村の南部に古城跡(高城城跡)があり、「国府伯耆守」が居城したと伝えている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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