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禾本草原 かほんそうげん

大辞林 第三版の解説

かほんそうげん【禾本草原】

イネ科やカヤツリグサ科の草本植物が中心となっている草原。温帯に多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

禾本草原
かほんそうげん

イネ科草原ともいう。おもにイネ科カヤツリグサ科草本植物によって構成される草原をいい、大陸的気候の乾季をもつ地域に成立する。温帯草原がその代表である。ウクライナからカザフスタンにかけてのステップ、北アメリカのプレーリー、アルゼンチンのパンパなどの温帯草原は、冬季に寒冷で雨があり、夏季に乾燥する温帯の大陸内部に発達する。ステップの主要植物は、高さ0.5~2メートル、深根性のイネ科植物(ハネガヤ類)で、木本植物はほとんど生育しない。地上部は毎年枯れるが、分解が遅いため腐植の多い黒色土壌をつくる。プレーリーは北アメリカ大陸の中緯度に発達するイネ科草原で、雨量の少ない西部には短草プレーリー、雨量の比較的多い東部には長草プレーリーが分布する。アフリカのサバンナ、ブラジルのカンポ、ベネズエラのリャノスなどの熱帯草原は、広義の禾本草原に含まれる。これら熱帯草原では、イネ科草本を主体とし、高木がまばらに生える。[岩城英夫]

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