禿髪(読み)トクハツ

デジタル大辞泉 「禿髪」の意味・読み・例文・類語

とく‐はつ【×禿髪】

髪の毛が抜けてはげること。また、その頭。禿はげ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「禿髪」の意味・読み・例文・類語

かぶろ‐がみ【禿髪】

  1. 〘 名詞 〙 髪のなかほどを締めて固定したり結んだりすること。また、その形。ちゅうじめ。
    1. [初出の実例]「女郎はじめてつれて出る前日、額髪をわけて禿髪に結(ゆひ)かふる也。禿髪といふは中じめの事也」(出典評判記色道大鏡(1678)三)

とく‐はつ【禿髪】

  1. 〘 名詞 〙 毛髪が抜けて頭がはげること。また、その頭。はげ。
    1. [初出の実例]「動者夭兮是理天。中書禿髪或其然」(出典:済北集(1346頃か)四・水滴菊)
    2. [その他の文献]〔沈遼‐寄慶復允中詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「禿髪」の読み・字形・画数・意味

【禿髪】とくはつ

毛髪が落ちる。はげ。宋・沈遼〔慶復允中に寄す〕詩 坐(そぞろ)に想ふ、故人應(まさ)に(おも)ふらるべきも 如今(じよこん)禿髮、斑(わか)つに(た)へず

字通「禿」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android