私和与(読み)しわよ

精選版 日本国語大辞典 「私和与」の意味・読み・例文・類語

し‐わよ【私和与】

  1. 〘 名詞 〙 中世、私的な和与鎌倉幕府の訴訟制度で、裁判所認可を受けていない和解契約。わたくしのわよ。→和与(わよ)
    1. [初出の実例]「就中被私和与事、傍例非一也」(出典高野山文書‐建治二年(1276)七月日・阿氐河庄地頭湯浅宗親陳状案)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android