私属(読み)しぞく

精選版 日本国語大辞典 「私属」の意味・読み・例文・類語

し‐ぞく【私属】

  1. 〘 名詞 〙 一家に従属するもの。召使いの者。従者。けらい。〔春秋左伝‐宣公一七年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「私属」の読み・字形・画数・意味

【私属】しぞく

家衆。召使い。王のとき、家内奴隷をいう。〔漢書、食貨志上〕今天下の田を(あらた)め名づけて王田と曰ひ、奴婢を私屬と曰ふ。

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世界大百科事典(旧版)内の私属の言及

【新】より

…しかし,歴史に逆行するこの制度はもともと実施不可能であったうえに,地主や豪族の猛烈な反対にあって,わずか3年で廃止されてしまった。また奴婢については,これを私属と称し,やはり売買を禁止することで解決しようとした。しかし奴婢は無制限な土地の兼併によってもたらされたものであり,土地問題を解決しないかぎり法令で禁止しようとしても抑えられるものではなかった。…

※「私属」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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