秋の日(読み)アキノヒ

デジタル大辞泉 「秋の日」の意味・読み・例文・類語

あきのひ【秋の日】

江戸後期の俳諧集。加藤暁台かとうきょうたい編。1冊。安永元年(1772)刊。蕉風しょうふう中興を目ざし、「冬の日」にならって編集された。

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精選版 日本国語大辞典 「秋の日」の意味・読み・例文・類語

あき【秋】 の 日(ひ)

  1. 秋の太陽。また、その光。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「秋の日のあやしきほどの夕ぐれに荻吹く風の音ぞきこゆる」(出典:大鏡(12C前)六)
  2. 秋の一日。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「秋のひにしづけき雨の慰めは我宿に咲くいろいろの花」(出典:輔親集(1038頃))

あきのひ【秋の日】

  1. 近世後期の俳諧集。一冊。安永元年(一七七二)刊。加藤暁台門編。卑俗な美濃風をしりぞけて、蕉風に戻り、「冬の日」の尾張五歌仙を継ごうとしたもの。

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