秋の水(読み)あきのみず

精選版 日本国語大辞典 「秋の水」の意味・読み・例文・類語

あき【秋】 の 水(みず)

  1. 秋の出水。また、水かさの増した秋の川水秋水(しゅうすい)。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「秋の水漲(みなぎ)り来って船の去ること速(すみや)かなり、夜の雲収まり尽きて月の行くこと遅し〈郢展〉」(出典和漢朗詠集(1018頃)上)
  2. 秋の、清らかに澄みきった水。秋水(しゅうすい)。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「呉竹の千代ぞすむべき秋の水〈後宇多院〉」(出典:菟玖波集(1356)発句)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android