日本歴史地名大系 「秋津薬師堂」の解説 秋津薬師堂あきつやくしどう 兵庫県:加東郡東条町常田村秋津薬師堂[現在地名]東条町秋津字島(しま)ノ開地(かいち)にある。本尊薬師如来。辻(薬師)堂は桁行三間・梁間四間、一重入母屋造・草葺で県指定文化財。本尊の胎内銘には永禄一一年(一五六八)の年紀と、作者として常陸国の「貞守橋本坊権少僧都良泉」が記される。建物も同時期と考えられ室町末期の建築手法を示す。創建当初は方三間(前方二間・外陣後方一間・内陣)で四方に縁をめぐらしていたと推定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by