秋田駅(読み)あいたのえき

日本歴史地名大系 「秋田駅」の解説

秋田駅
あいたのえき

「延喜式」の「諸国駅伝馬」の項に「白谷 駅馬七疋、伝馬三疋、船五隻」および「秋田 駅馬十疋」とある。秋田駅は現秋田市八橋やばせ地内と推定される。白谷しらや雄物川河畔に位置する現河辺郡雄和ゆうわ新波あらわに比定される水駅で、現在の山形県庄内地方にあった出羽国府から秋田城に至るには、遊佐ゆさ蚶方きさかた由利ゆりの諸駅を経て白谷駅に達し、雄物川(秋田川)の舟運を利用して、城下の終着駅である秋田駅に至る便も開かれていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android