科書(読み)とがしょ

精選版 日本国語大辞典 「科書」の意味・読み・例文・類語

とが‐しょ【科書】

〘名〙
① 科の事情を記した書付罪状を記した書付。
御触書天保集成・一〇〇‐寛政三年(1791)七月「科書之趣計にては其軽重之儀文段不相分候処」
江戸時代、獄門以上の刑に処せられたものの罪状を記した書付。見せしめのため、処刑場などに捨札として立てられた。〔禁令考‐後集・第三・巻二八‐享保八年(1723)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android