デジタル大辞泉 「秦甸」の意味・読み・例文・類語 しん‐でん【×秦×甸】 中国の秦の時代の、王都近辺の広い土地。広々として遠いありさまのたとえ。「ひろき野あり。―の一千里とかや」〈鹿島紀行〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「秦甸」の意味・読み・例文・類語 しん‐でん【秦甸】 〘 名詞 〙 ( 「甸」は千里以内の地の意 ) 中国の秦の王都の近辺の広い土地。また、広く遠いありさまのたとえ。[初出の実例]「秦甸の一千余里 凜々として氷鋪き〈公乗億〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)「秦甸の一千余里を見わたしたらんここちして、草土ともに蒼茫たり」(出典:東関紀行(1242頃)赤坂より橋本)[その他の文献]〔徐安貞‐奉和聖製早渡蒲津関詩〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例