秦甸(読み)シンデン

精選版 日本国語大辞典 「秦甸」の意味・読み・例文・類語

しん‐でん【秦甸】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「甸」は千里以内の地の意 ) 中国の秦の王都の近辺の広い土地。また、広く遠いありさまのたとえ。
    1. [初出の実例]「秦甸の一千余里 凜々として氷鋪き〈公乗億〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)
    2. 「秦甸の一千余里を見わたしたらんここちして、草土ともに蒼茫たり」(出典:東関紀行(1242頃)赤坂より橋本)
    3. [その他の文献]〔徐安貞‐奉和聖製早渡蒲津関詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む