ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「稀有元素」の意味・わかりやすい解説 稀有元素けうげんそrare element 地球上にまれにしか存在しないと考えられていた元素に対する慣習上の名称。希ガス元素,希アルカリ元素,ガリウム,希土類元素,ゲルマニウム,ニオブ,タンタル,レニウム,白金族元素などが含まれる。実用上の価値が乏しいなどの理由で,過去において化学的研究がほかに比べて遅れ,稀有と考えられたものも多いが,地殻存在量は必ずしも稀有とはかぎらない。産出状況,採掘技術,国際情勢などの関係で,入手しがたい金属をレアメタルと呼ぶが,必ずしも稀有元素とは一致しない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by