稗田憲太郎(読み)ヒエダ ケンタロウ

20世紀日本人名事典 「稗田憲太郎」の解説

稗田 憲太郎
ヒエダ ケンタロウ

昭和期の病理学者,寄生虫学者 元・久留米大学医学部長。



生年
明治31(1898)年10月22日

没年
昭和46(1971)年2月13日

出生地
長崎県壱岐

学歴〔年〕
南満医学堂〔大正9年〕卒

主な受賞名〔年〕
宮入賞〔昭和13年〕「カラーザールの研究」,桂田賞〔昭和15年〕「アメーバー赤痢の研究」

経歴
昭和2年から2年間ジョンズ・ホプキンズ大学留学。帰国後満州医科大学教授。20年4月中国医学院院長となり、敗戦で八路軍に投じ中国共産党の華北医科大学教授兼医学研究所主任として28年まで在任。帰国後久留米大学教授となり医学部長を経て35年定年退職。学術会議会員。37年久留米組織再生研究所所長。著書に「医学思想の貧困」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「稗田憲太郎」の解説

稗田憲太郎 ひえだ-けんたろう

1898-1971 昭和時代の病理学者,寄生虫学者。
明治31年10月22日生まれ。アメリカ留学をへて,満州医大教授となる。戦後,華北医大教授兼医学研究所主任として中華人民共和国建設にたずさわる。帰国後は久留米大教授。昭和46年2月13日死去。72歳。長崎県出身。南満医学堂卒。著作に「医学思想の貧困」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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