デジタル大辞泉 「稠林」の意味・読み・例文・類語 ちゅう‐りん〔チウ‐〕【×稠林】 生い茂った林。煩悩ぼんのうがしきりに起こることのたとえ。「―に花散りなば覚樹の木の実は熟するを期すべし」〈海道記〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「稠林」の意味・読み・例文・類語 ちゅう‐りんチウ‥【稠林】 〘 名詞 〙 ( 生い茂った林の意から ) 仏語。煩悩のしきりにおこることのたとえ。[初出の実例]「非レ揮二智剣一。何剪二稠林一」(出典:本朝文粋(1060頃)一三・朱雀院平賊後被修法会願文〈大江朝綱〉)[その他の文献]〔摩訶止観‐一〇上〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例