種方付け(読み)シュホウヅケ

デジタル大辞泉 「種方付け」の意味・読み・例文・類語

しゅほう‐づけ〔シユハウ‐〕【種方付け】

薬の調合材料・分量方法などを書くこと。また、その書きつけ。処方処方箋しょほうせん
「彼に―いたさせ、いづれも吟味の上、御薬調合さすべし」〈浮・伝来記・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 所有

精選版 日本国語大辞典 「種方付け」の意味・読み・例文・類語

しゅほう‐づけシュハウ‥【種方付】

  1. 〘 名詞 〙 薬の調合材料と分量を書くこと。また、その書いたもの。処方箋
    1. [初出の実例]「御姫様御病躰玄芳見立に至極の所有。彼に種方付(シュハウツケ)いたさせいづれも吟味の上御薬調合さすべし」(出典浮世草子武道伝来記(1687)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android