朝日日本歴史人物事典 「稲畑勝太郎」の解説
稲畑勝太郎
生年:文久2.10.30(1862.12.21)
大正・昭和前期の経営者。大正7(1918)年から昭和12(1937)年まで染料(薬品)商社,稲畑商店(1890年創業の稲畑染料店が源流。1918年株式会社化)の社長。昭和1年から12年まで,日本染料製造株式会社の社長を兼ね,染料・染色業界の中心人物として活躍した。また,大正11年より昭和9年まで,大阪商業会議所(昭和3年より商工会議所)会頭。明治10年から18年まで京都府よりフランスに派遣されて以来の親仏家で,昭和1年,日仏文化協会の設立,その後の活動に尽力した。<参考文献>高梨光司『稲畑勝太郎君伝』
(谷口豊)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報