日本歴史地名大系 「稲蒔村」の解説 稲蒔村いなまきむら 岡山県:赤磐郡吉井町稲蒔村[現在地名]吉井町稲蒔福田(ふくだ)村の南にあり、北側を高田(たかだ)川が東に流れ吉井川に合流する。東側を吉井川が大きく蛇行して南流し、南には高星(たかぼし)山がそびえる。北麓と東麓の川沿いにわずかな平地がある。慶長一〇年(一六〇五)備前国高物成帳(備陽記)の佐井木(さいき)庄に「イナ牧村」とみえる。寛永備前国絵図に稲蒔村とあり高二九一石余。貞享元年(一六八四)の磐梨郡高目録(池田家文庫)には枝村高田村・上田(うえだ)村がみえるが、「勘定場帳に記載なし」と貼紙に記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by