穴太衆積み

共同通信ニュース用語解説 「穴太衆積み」の解説

穴太衆積み

石工集団の「穴太衆あのうしゅう」による石垣の積み方。穴太衆のルーツ古墳時代渡来人という説もあり、現在の大津市坂本穴太地区に住み着き、比叡山延暦寺の石垣建設に動員されたという。大小の自然石を巧みに組み合わせて築く技術で、戦国時代から竹田城(兵庫県朝来市)や高知城(高知市)など全国の名城で用いられた。粟田建設によると、コンクリートブロックとの比較実験では200トンの荷重コンクリートが崩壊したのに対し、250トンでも崩れなかった。

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