穴釣(読み)アナヅリ

デジタル大辞泉 「穴釣」の意味・読み・例文・類語

あな‐づり【穴釣(り)】

穴の中にえさをつけた釣り針を差し入れ、ひそんでいるウナギを釣ること。
湖面の氷に穴をあけ、ワカサギを釣ること。

や‐づり【穴釣(り)】

穴にひそむウナギを釣る漁法。餌をつけた釣り針と釣り糸を竿の先にひっかけ、穴に差し入れてから竿だけを抜き、手釣りするもの。あなづり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「穴釣」の意味・読み・例文・類語

あな‐づり【穴釣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ウナギを釣る一漁法。針にミミズなどの餌をつけて、これを竹の先にかけ、ウナギの隠れていそうな穴にさし込んで釣る。〔随筆・嬉遊笑覧(1830)〕
  3. ワカサギを釣る一漁法。冬季、結氷した湖で、氷面に三〇センチメートルほどの穴をあけて、サシ(サバ虫)などを餌に釣る。

や‐づり【穴釣】

  1. 〘 名詞 〙 穴にいる鰻(うなぎ)を釣る漁法の一つ竹竿にミミズなどの餌(え)をつけた針をかけ、これを穴にさし入れて釣りあげるもの。あなづり。曲がり釣。

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