穴隙を鑽る(読み)ケツゲキヲキル

デジタル大辞泉 「穴隙を鑽る」の意味・読み・例文・類語

穴隙けつげき・る

《「孟子」滕文公下から。垣などに穴をあけてこっそりのぞく意》男女がひそかに情を通じる。
「―・りて密会する男女」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「穴隙を鑽る」の意味・読み・例文・類語

けつげき【穴隙】 を 鑽(き)

  1. 男女が私通する。
    1. [初出の実例]「春情は思案の外と雖も穴隙を鑽て恩師の処女を援く」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉二)
    2. [その他の文献]〔孟子‐滕文公・下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android