空手水(読み)カラチョウズ

デジタル大辞泉 「空手水」の意味・読み・例文・類語

から‐ちょうず〔‐てうづ〕【空水】

柄杓ひしゃくで手に水をかけるまねをして、手を清めたことにすること。
茶の湯で、道具を慎重に扱うとき、手の湿りを取り去るために、もみ手をすること。

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精選版 日本国語大辞典 「空手水」の意味・読み・例文・類語

から‐ちょうず‥てうづ【空手水】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「から」は接頭語 )
  2. 水を汲まないで、柄杓(ひしゃく)で水を手にかけるまねをしたり、木の葉をつまんだりして手を清めたことにすること。ちりちょうず。
    1. [初出の実例]「近辺に水なき時は、御から手水進上可申と伺ひ申す」(出典:武雑記(16C中か))
  3. 茶道で、左右の手を交互に握りしめ、手の湿りを除くこと。道具を慎重に取り扱う時に行なう。柴手水(しばちょうず)

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