空手水(読み)カラチョウズ

デジタル大辞泉 「空手水」の意味・読み・例文・類語

から‐ちょうず〔‐てうづ〕【空水】

柄杓ひしゃくで手に水をかけるまねをして、手を清めたことにすること。
茶の湯で、道具を慎重に扱うとき、手の湿りを取り去るために、もみ手をすること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空手水」の意味・読み・例文・類語

から‐ちょうず ‥てうづ【空手水】

〘名〙 (「から」は接頭語)
① 水を汲まないで、柄杓(ひしゃく)で水を手にかけるまねをしたり、木の葉をつまんだりして手を清めたことにすること。ちりちょうず。
※武雑記(16C中か)「近辺に水なき時は、御から手水進上可申と伺ひ申す」
茶道で、左右の手を交互に握りしめ、手の湿りを除くこと。道具を慎重に取り扱う時に行なう。柴手水(しばちょうず)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android