空有(読み)クウウ

デジタル大辞泉 「空有」の意味・読み・例文・類語

くう‐う【空有】

仏語。空と有。事物実体はあると肯定する立場と、実体はないと否定する立場。

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精選版 日本国語大辞典 「空有」の意味・読み・例文・類語

くう‐う【空有】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。空と有。空は否定、有は肯定の意で、ここから、事物の実体があると執(しゅう)する有執、これを否定して執する空執という二執が生ずるとする。
    1. [初出の実例]「或は万法皆空の旨を説き、或は諸法空有(クウウ)の心を明かせり」(出典雑談集(1305)四)

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