精選版 日本国語大辞典 「空点」の意味・読み・例文・類語 くう‐てん【空点】 〘 名詞 〙 仏語。梵字の上部に付するまるい黒点。ンと発音し、ローマ字ではṃまたはṁと表わす。この点は諸法皆空の理を示すものとされるところからいう。[初出の実例]「此吽字上有二空点一」(出典:吽字義(9C前))「始に賀字を書きて空点(クウテン)を加へて漢字の音を成就せり」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例