空蝉の(読み)うつせみの

精選版 日本国語大辞典「空蝉の」の解説

うつせみ‐の【空蝉の】

(「空蝉」「虚」という表記から「むなしい」のが生じて) 命、、人、空(むな)し、などにかかる。
源氏(1001‐14頃)「御しつらひよりはじめ、ありしに変る事もなけれど、うつせみの空しき心地ぞし給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「空蝉の」の解説

うつせみ‐の【×蝉の】

[枕]
人間・世間・現世の意から「世」「世の人」などにかかる。
「―世の人なれば」〈・一七八五〉
蝉の抜け殻の意から「むなし」「わびし」などにかかる。
「―むなしきに身をやかへてむ」〈新古今・恋二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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