突ん棒(読み)つきんぼう

百科事典マイペディア 「突ん棒」の意味・わかりやすい解説

突ん棒【つきんぼう】

カジキマグロなどを突き刺して捕らえる漁具。長さ4〜5mの木製の柄に二叉(また)か三つ叉の金属製の金具つけ,その先端にそれぞれ長さ6〜8cmの(もり)をつけたもの。銛は着脱できるものが多く銛綱をつけて漁船から投射する。近年では電気式投射具も使用
→関連項目メカジキ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の突ん棒の言及

【銛】より

…北海道にもこうした北方漁労の文化が波及し,アイヌの製作した銛頭である〈キテ〉にもその伝統をみることができる。また現在〈突ん棒〉漁といわれているイルカ類,マグロ,カジキ類のような海の表層を遊泳するものを対象とする銛漁法がある。長いカシ材でつくった柄の先に銛頭を装着し,十数トンの軽快な漁船の船首に立った漁夫が,20~30mの距離から投げて刺すのである。…

※「突ん棒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む