デジタル大辞泉 「突立てる」の意味・読み・例文・類語 つき‐た・てる【突(き)立てる】 [動タ下一][文]つきた・つ[タ下二]1 突きさして立てる。つったてる。「杭くいを―・てる」「ナイフを畳に―・てておどす」2 激しく何度も突く。「土俵を割るまで―・てる」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「突立てる」の意味・読み・例文・類語 つき‐た・てる【突立・築立】 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]つきた・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙[ 一 ] ( 突立 )① 突き刺して立てる。また、勢いよく突き入れる。つっこむ。つきたつ。[初出の実例]「二の神、是に、出雲国の五十田狭(いたさ)の小汀(をはま)に降到(あまくた)りて則ち、十握の剣を抜きて倒(さかしま)に地(つち)に植(ツキタテ)て其の鋒端(さき)に踞(うちあくみにゐ)て」(出典:日本書紀(720)神代下(兼方本訓))「脇に刀を被突立て死て有り」(出典:今昔物語集(1120頃か)二七)② 激しく突く。突きまくる。また、突きやぶる。突破する。[初出の実例]「錦は突かれながら湊の突き立つる手の甲を押へて手繰った拍子に」(出典:相撲講話(1919)〈日本青年教育会〉名力士小錦と芽生えの常陸、梅)③ 表面に押し立てる。もりたてる。[初出の実例]「其子をつき立母へ訴訟し」(出典:浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(1712頃)上)[ 二 ] ( 築立 ) きずき立てる。造りあげる。こしらえおわる。ついたつ。[初出の実例]「ついぢをやがてかきにするぞ〈略〉はやしたててつきたつるぞ」(出典:古活字本毛詩抄(1539)一六)「此内のにはにつきたてたるへっついのまへに」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例