窓ぎわのトットちゃん

デジタル大辞泉プラス 「窓ぎわのトットちゃん」の解説

窓ぎわのトットちゃん

女優黒柳徹子による自伝。1981年刊。1983年、第5回路傍の石文学賞受賞著者が少女期に通った私立小学校「トモエ学園」の思い出を綴ったもの。世界30か国以上で翻訳され、1985年にはポーランド児童文学賞ヤヌシュ・コルチャック賞」を受賞。
②2023年公開の日本のアニメーション映画。①を原作とする。監督:八鍬新之介、脚本:八鍬新之介、鈴木洋介。声の出演:大野りりあな、小栗旬、杏ほか。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の窓ぎわのトットちゃんの言及

【ベストセラー】より


[第2次大戦後]
 第2次大戦後は《日米会話手帖》(1945),森正蔵《旋風二十年》(1946),尾崎秀実《愛情はふる星のごとく》(1946),笠信太郎《ものの見方について》(1951)などについで,原田康子《挽歌》(1957),五味川純平《人間の条件》(1958),謝国権《性生活の知恵》(1960),岩田一男《英語に強くなる本》(1961),井上光貞ほか《日本の歴史》(1965),多湖輝《頭の体操》(1967)などがあり,日本人の意識の変化を跡づけることができるが,ベストセラーを演出する(ベストセラーづくり)という意識が表面に出るようになっている。塩月弥栄子《冠婚葬祭入門》(1970),イザヤ・ベンダサン《日本人とユダヤ人》(1971),小松左京《日本沈没》(1973)などが,70年代の読者をつかんだが,80年代に入って黒柳徹子の《窓ぎわのトットちゃん》(1981)が,ついに450万部という,日本のベストセラー史上最大の数字を記録した。【紀田 順一郎】
[海外]
 出版産業の盛んな国では各国ごとにベストセラーは生まれているが,多いのはやはり欧米,とりわけアメリカである。…

※「窓ぎわのトットちゃん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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