窟宅(読み)くったく

精選版 日本国語大辞典 「窟宅」の意味・読み・例文・類語

くっ‐たく【窟宅】

  1. 〘 名詞 〙 岩や土を掘ってすみかとすること。また、そのすみか。また、単に、すみか。
    1. [初出の実例]「高岳之上、竜為窟宅」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)上)
    2. 「おのれが名利の窟宅とせんがためなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持下)
    3. [その他の文献]〔左思‐呉都賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「窟宅」の読み・字形・画数・意味

【窟宅】くつたく

ほら穴を住所とする。晋・孫綽天台山に遊ぶの賦の序〕天台山なるは、~皆玄する、靈仙の窟宅するなり。

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