立勝る(読み)タチマサル

デジタル大辞泉 「立勝る」の意味・読み・例文・類語

たち‐まさ・る【立(ち)勝る】

[動ラ五(四)]他よりすぐれる。まさる。「実力では彼のほうが―・る」
[類語]勝る凌ぐ凌駕長ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「立勝る」の意味・読み・例文・類語

たち‐まさ・る【立勝】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 雲、波などが一層はなはだしく起り立つ。いよいよ立つ。
    1. [初出の実例]「山ざくら咲きぬるときはつねよりも峰の白雲たちまさりけり〈紀貫之〉」(出典:延喜十三年亭子院歌合(913))
  3. ( 「たち」は接頭語 ) 他のものよりすぐれる。まさる。また、きわだつ。めだつ。
    1. [初出の実例]「秋のよははるひわするるものなれやかすみにきりやたちまさるらん」(出典:阿波国文庫旧蔵本伊勢物語(10C前)九四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android