立憲王党派(読み)りっけんおうとうは(その他表記)Monarchistes constitutionnels

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「立憲王党派」の意味・わかりやすい解説

立憲王党派
りっけんおうとうは
Monarchistes constitutionnels

1814年フランス,ブルボン朝王政復古に際し,旧貴族のなかのユルトラ (極右王党派) と自由主義ブルジョアとの妥協のうえで立憲君主制を維持しようとした党派。経済上では大土地所有者と銀行,大企業などの上層ブルジョアの利益を擁護する高関税政策に立脚していた。 15年8月の王政復古後初めての下院選挙はユルトラ派の大勝に終ったが,16年 10月の新たな選挙では立憲王党派が 262議席中 160議席を得,20年まで議会で多数派を形成した。こうして国王ルイ 18世とその政府は 14年6月4日の「欽定憲法」に従って旧貴族の伝統主義とブルジョア的社会関係との妥協を実現させ,ブルボン王権の安定化に努力した。

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