立枯(読み)たちがらし

精選版 日本国語大辞典の解説

たち‐がらし【立枯】

〘名〙 =たちがれ(立枯)
蜻蛉(974頃)中「木のたちからしにひとくひとくとのみ」

たち‐がれ【立枯】

〘名〙
① 草や木が立ったままで枯れること。また、その草や木。たちがらし。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
※万代(1248‐49)雑「杣山の槇のたちがれ枝をなみおのれぞ白き雪はたまらず〈道慶〉」
② 飢えや老いなどのため、体がやせ細って死ぬこと。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)六「そのまま木にだきついて立(たチ)がれに死だぞ、立(たチ)がれと云ふが是れからぞ」

たち‐が・れる【立枯】

〘自ラ下一〙 たちが・る 〘自ラ下二〙 草や木が立ったままで枯れる。
俳諧・其便(1694)下「かぐさき革に交るまつ風〈芭蕉〉 ばらばらと山田の稲は立枯れて〈車〉」

たて‐がらし【立枯】

〘名〙 立っているばかりでその実のないこと。立てたままほうっておくこと。転じて、名ばかりの存在。
※園太暦‐延文元年(1356)正月一六日「公卿済々焉。立からしの老卿領状。頗後悔候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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