立花鑑虎(読み)たちばな あきとら

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「立花鑑虎」の解説

立花鑑虎 たちばな-あきとら

1646*-1702 江戸時代前期の大名
正保(しょうほ)2年11月15日生まれ。立花忠茂の4男。寛文4年筑後(ちくご)(福岡県)柳河(やながわ)藩主立花家3代となる。藩営の干拓地黒崎開(くろさきびらき)を完成天和(てんな)2年からの総検地により,あらたに2万石ちかくを打ちだし,年貢5万5000石余りを算出した。元禄(げんろく)15年6月23日死去。58歳。号は英山。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の立花鑑虎の言及

【柳河藩】より

…筑後国(福岡県)山門郡柳河に藩庁を置いた外様中藩。藩主は立花氏。10万9600石。1587年(天正15)筑前立花城を居城とする立花宗茂が,豊臣秀吉の九州征伐ののち筑後柳河に配置されて成立し,石高は13万2200石。宗茂は関ヶ原の戦で西軍に味方したため改易となり,代わって1600年(慶長5)三河岡崎から田中吉政が入封し,筑後一国を支配し,石高は32万5000石。吉政は柳河城を修築・整備する一方,低湿デルタ地帯の開発を進めたが,2代忠政のとき20年(元和6)世嗣断絶によって改易となり,代わって,先に改易となり陸奥棚倉において再び大名に取り立てられた宗茂が再入封し,筑後下5郡10万9600石を領有した。…

※「立花鑑虎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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