バスティーユ(英語表記)Bastille

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バスティーユ」の意味・わかりやすい解説

バスティーユ
Bastille

フランス王シャルル5世命令で,1370~82年パリのサンタントアーヌ門に建設された城塞。元来イングランド攻撃からパリを防衛するための要塞であったが,リシュリューの時代になって国事犯牢獄として使用されるにいたり,国王の絶対主義権力の象徴となった。パリへの軍隊集結と J.ネッケル罷免とが直接の契機になって,1789年7月 14日パリ民衆は蜂起しバスティーユを占領したが,それがフランス革命の出発点となった。 90年取りこわされ広場になった。

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