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竜猛 りゅうみょう

大辞林 第三版の解説

りゅうみょう【竜猛】

真言宗で付法第三祖、伝持第一祖とされる僧。竜樹と名前が同一のため混同されるが別人と思われる。 → 竜樹

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

りゅうみょう【竜猛】

インドの仏教哲学者。150‐250年ころの人。サンスクリット名ナーガールジュナNāgārjuna,竜樹とも訳される。大乗仏教の基礎を築き,中国,日本における八宗派の祖ともいうべき竜樹と同一人物とされ,とくに密教の方面で竜猛と呼ばれ,密教を初めて世に流布させた人として尊重される。ただし,歴史的には密教の成立は7世紀ころとされるから,その時期に同名異人が存在したとする説もある。不空が著した《金剛頂義訣》によれば,竜猛は大日如来の真言を誦持して,封鎖された鉄塔を7日間めぐり,7粒の白芥子を塔の門戸に投げつけてみごとにその塔の扉を開け,塔内の諸仏菩薩から,密教の根本聖典である《金剛頂経》を授けられた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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