端者(読み)ハシタモノ

デジタル大辞泉 「端者」の意味・読み・例文・類語

はした‐もの【端者】

端女はしため」に同じ。
「―、女房の局の人など、をかしく仕立てつつ」〈栄花・根合〉
端女郎はしじょろう」に同じ。
「―を、借してくださりませい」〈浮・諸艶大鑑・六〉

は‐もの【端者/葉者】

とるに足りない者。身分の低い者。

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精選版 日本国語大辞典 「端者」の意味・読み・例文・類語

は‐もの【端者・葉者】

  1. 〘 名詞 〙 取るに足りないつまらない者。身分のきわめて低い者。
    1. [初出の実例]「葉者どもの討死に千余人に及び」(出典:籾井家日記(1582頃)氷上宗貞合戦)

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