競ひ口(読み)キオイグチ

デジタル大辞泉 「競ひ口」の意味・読み・例文・類語

きおい‐ぐち〔きほひ‐〕【競ひ口】

勢いののったとき。調子づいたはずみ。
「敵は十分勝ち誇ったる―」〈浄・島原蛙合戦〉

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精選版 日本国語大辞典 「競ひ口」の意味・読み・例文・類語

きおい‐ぐちきほひ‥【競口・気負キおひ口】

  1. 〘 名詞 〙 調子づいて、勢いののった時。肉体精神運勢などの登り坂の時期。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「こんなきおい口には、何でも云たらなりさふな物」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)鄙)

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