コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

運勢 ウンセイ

デジタル大辞泉の解説

うん‐せい【運勢】

人の持っている運・不運の巡り合わせ。「星座運勢を占う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

うんせい【運勢】

幸・不幸の巡ってくる具合。運命の勢い。 「 -を占う」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

運勢
うんせい

運命の進み方。人のもって生まれた運命。運・不運の巡り合わせ。中国では古くから、自然の理法を「天」とし、人事もまた天の命(天命)によって定まるという考え方があった。それが陰陽(いんよう)説や五行(ごぎょう)説によって補強され、種々の思想と結び付いて複雑さを加えた。日本でもその考え方や判断技術を受け入れ、初めは国家権力と結び付いていたが、しだいに信頼性が薄れ、下級の神人や陰陽師(おんみょうじ)たちが各地を放浪して生活の手段とするとともに、広く知識を伝播(でんぱ)することになった。
 運勢や運命を推測し、判断しようとする技術が卜占(ぼくせん)(占い)である。それには、売卜者による運命鑑定や運勢判断と、一般人の行う占いとがあるが、区別しにくい場合もある。判断の元になる場面は、(1)天体の運行や自然現象など人力を超えたものの場合、(2)生年月日や、手相、人相、ほくろなど生得的な体の特徴などの場合、(3)夢のように、意図的ではないにしても、まったくの無意識ともいいきれない場合、(4)さいころ、くじ、年占など、判断の場面を人が設ける場合などがあり、またそれらを組み合わせて判断の材料にする。判断そのものについては、手相、筮竹(ぜいちく)などのように、あらかじめいちおうの基準があって当てはめるもの、さいころ、くじなどまったくの偶然に任せるもの、持ち上げて重く感じるか軽く感じるかという重軽石(おもかるいし)など、判断の基準がさだかでないものなどがある。夢の場合でも、悪い夢だと逆夢として、判断を都合よく解釈したりすることがある。
 人はだれも未来を正確に予知することができないから、以上の手段もすべて気休めにすぎないが、人によっては、そのために心の安定を得られる場合もあろう。現代は科学万能の時代であり、また自分の未来は、自らの努力と判断によって切り開かなければならない。しかし科学によっても未解決の部分は多く残されており、また人間は弱い存在であるために、判断を超人間的な力に求めたり、偶然にゆだねる傾向はいまも衰えていない。むしろ社会生活が複雑になるにつれて、運勢判断や占いの方法は多様化した。ただ、運勢判断に対する信頼度は、時とともに薄らいで、単なるジンクスや遊びの要素が濃くなってきた。それよりも、かつてはこのようなことが信じられてきたということが、歴史的、社会的、心理的な事実であり、それを分析することによって、民族文化や人類文化を解明するための、重要な手掛りとなるはずである。[井之口章次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

運勢の関連キーワード良い星の下に生まれるフォーチュンホロスコープ大凶・大兇姓名判断独り占い手相見手相術星占い幹枝術星回り天源術年回り人相学九星術観相九星盛時五黄運気

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

運勢の関連情報