競売・糶売(読み)せりうり

精選版 日本国語大辞典 「競売・糶売」の意味・読み・例文・類語

せり‐うり【競売・糶売】

〘名〙
複数の買い手に、品物の価格を競争させて、最も高い価格を提示した者に売ること。また、その売り方。買い手に値をつけさせて上げていく方法と、売り手が初め高値をつけて、そこから下げていく方法とがある。きょうばい。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「父の書斎道具や骨董品蔵書と一緒に糶売(セリウリ)をされたが」
② 商品を持ちあるいて売ること。また、その人。行商。せりあきんど。
談義本当世下手談義(1752)三「足袋のせり売して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android