竹ヶ岡村(読み)たけがおかむら

日本歴史地名大系 「竹ヶ岡村」の解説

竹ヶ岡村
たけがおかむら

[現在地名]富津市竹岡たけおか

みなと村の南西にある広域の村で、北部は浦賀水道に臨む。百首ひやくしゆ村が村名改称したもので、史料上混在はない。房総往還が通り、継立場であった。白狐びやつこ川の上流より下流に向かって白狐・関山せきやま大釜斗おおかまど山入やまいり中村なかむら金山かねやま森戸もりど棚岡たなおかなどの集落が続き、また南町みなみまち寺町てらまち新町しんまち外宿とじゆく仲宿なかじゆく才神さいのかみ十宮とみや金糞かなくそなどがある。天保郷帳では竹ヶ岡村と記載され、古くは百首村と注記される。天保一三年(一八四二)からの支配領主の変遷は売津うるづ村と同様。旧高旧領取調帳でも竹ヶ岡村で、上野前橋藩領として高一千一〇五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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