竹久保村
たけのくぼむら
[現在地名]長崎市竹の久保町・宝栄町・岩見町・梁川町・春木町・淵町
寺野村の南にあり、東を浦上川が流れる。江戸時代は幕府領長崎代官支配で、正保国絵図に竹久保村として高八九石余。安永七年(一七七八)の長崎図では竹ノ久保村、享和二年(一八〇二)の長崎絵図では浦上川河口部に竹ノ久保と記され、東手にカタ山、西側に万福寺・弁才天が描かれる。天保三年(一八三二)の御法度一件では長崎村庄屋・散使とともに竹ノ久保郷の乙名らが署名している(長崎代官記録集)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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