精選版 日本国語大辞典 「唐墨」の意味・読み・例文・類語 から‐すみ【唐墨】 〘 名詞 〙① 中国製の、書道用の墨。とうぼく。[初出の実例]「墨はからすみよし」(出典:夜鶴庭訓抄(懐中抄)(1170頃))② ( 鱲子 ) ボラの卵巣を塩漬けにした後、干し固めた食品。形が①に似ているところから名付けられた。《 季語・秋 》[初出の実例]「十六献。からすみ」(出典:朝倉亭御成記(1568))「マア此からすみでやらッし。なんだからすみ、雲丹(うに)、浜名納豆か」(出典:滑稽本・和合人(1823‐44)三) とう‐ぼくタウ‥【唐墨】 〘 名詞 〙 中国から渡来した墨。中国製の墨。とうずみ。からすみ。〔広益熟字典(1874)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例