竹島卓一(読み)タケシマ タクイチ

20世紀日本人名事典 「竹島卓一」の解説

竹島 卓一
タケシマ タクイチ

昭和期の東洋史学者 名古屋工業大学名誉教授。



生年
明治34(1901)年4月29日

没年
平成4(1992)年1月14日

出生地
三重県阿山郡花之木村(現・上野市)

出身地
東京

学歴〔年〕
東京帝大工学部建築学科〔昭和2年〕卒,東京帝大大学院工学研究科建築学専攻〔昭和8年〕博士課程修了

学位〔年〕
工学博士(東京大学)〔昭和25年〕

主な受賞名〔年〕
日本学士院賞恩賜賞〔昭和48年〕「営造法式の研究」,勲三等旭日中綬章〔昭和48年〕

経歴
昭和12〜14年応召。17年名古屋高工教授、26〜38年名古屋工業大教授。この間、25〜31年法隆寺国宝保存工事事務所長も務め、五重塔金堂の解体修理にあたる。38年神奈川大学工学部教授、47〜51年国士舘大学工学部教授。52年法輪寺三重塔を設計。著書に「営造法式の研究」(全3巻)「中国の建築」「建築技法から見た法隆寺金堂の諸問題」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竹島卓一」の解説

竹島卓一 たけしま-たくいち

1901-1992 昭和時代の東洋史学者。
明治34年4月29日生まれ。名古屋高工教授となり,法隆寺国宝保存工事事務所長をかねる。昭和26年後身の名古屋工大教授。建築史を専攻し,48年「営造法式の研究」で学士院恩賜賞。平成4年1月14日死去。90歳。三重県出身。東京帝大卒。著作に「遼金時代の建築と其仏像」「中国の建築」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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