竹本伊達太夫(読み)タケモト ダテタユウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「竹本伊達太夫」の解説

竹本 伊達太夫(5代目)
タケモト ダテタユウ


職業
太夫節太夫(文楽)

専門
人形浄瑠璃

本名
森田 進(モリタ ススム)

別名
前名=竹本 伊達路太夫(タケモト ダテジダユウ)

生年月日
昭和3年 11月13日

出身地
兵庫県 三原郡三原町(南あわじ市)

経歴
淡路島の出身。10代から素人義太夫で活躍し、昭和25年4代目竹本伊達太夫(7代目土佐太夫)に入門。伊達路太夫を名乗って三和会に参加、初舞台を踏む。29年因会に移る。師の没後は6代目鶴沢寛治に師事した。63年5代目伊達太夫を襲名。豪快な語り口で知られ、代表作に「夏祭」の義平次、「傾城反魂香」「弥作の鎌腹」など。平成19年11月大阪・国立文楽劇場での「曽根崎心中」が最後の舞台となった。現在活躍する文楽太夫の中では、ただ一人、豊竹山城少掾の系統を引かない太夫だった。

受賞
国立劇場文楽賞(第1回)〔昭和57年〕「女殺油地獄」,国立劇場文楽賞(優秀賞 第13回)〔平成6年〕

没年月日
平成20年 5月25日 (2008年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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